協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2011年09月26日
団扇をもつトンボ再登場

先週の台風は、多くのものを破壊していくと同時に、夏も終わらせましたね。
気が付けばもう長袖にしても良い位の気温になっております。
また、あの台風は、季節の変化を拒んでいたかのように存在していた真夏の昆虫達を一気に葬り去りました。
もう、セミの声は聞こえません。

そうなると、夏場に私の前に現れた昆虫達の写真を整理してみようという気分になるのです。

今日は、その中の一つ、腹の先が団扇状に広がったトンボを紹介します。
そのままの名前で、ウチワヤンマといいます。

201109261.JPG

2年前にも「団扇に見えますか?」で、紹介したことがあり、二回目の登場です。
写真で見るとオニヤンマに模様等は似ており、ヤンマと付くので大型種と思われる方も多いと思いますが、全長7 cm程度の中型のトンボです。
シオカラトンボと同じか少し大きい程度ですね。
私にとっては、これまでの人生でオニヤンマよりはるかに出会いが少ない貴重種で、2年前に初めて出会って、これが2回目の出会い。
しかも今回は私の家の花壇で発見です。
緊張してしまいます。
今回は捕獲ではなく、撮影で接近することを試みました。
気配を殺して正面下方から接近して撮った渾身の写真がこれです。

201109262.JPG


どうですか!
トンボが肉食昆虫であることを再確認できる獰猛な顔つきのショットです。
黒地に黄色。少しトラにも見えますよね。
足のトゲトゲも見て下さい。
この足で空中でハエやアブなどの獲物を抱え込み捕獲、顔の3割位もある口の牙でむしゃむしゃ食べるのです。

何度も失敗したのですが、渾身の一枚を撮らせてくれた直後に飛び去って行きました。
まるで、このブログのために来てくれたような・・・、心が通じたような感覚でした。

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