協同乳業研究所 農学博士 松本光晴のブログ

ビフィズス菌LKM512研究スタッフ松本光晴博士が
お腹のためになる情報をお届けします。

2014年08月11日助手A
シャコ飼っています

お久しぶりです。たまには助手A♂も一筆。
12年05月10日の「私も魚捕り」で書いたように魚好きでして、
うちには海水の水槽もあります。
海水魚の飼育は難易度が高いように思われていますが、水槽に対して生き物を少なめにして、濾過さえしっかりしていればそれほど難しくはありません。
肝はライブロックというサンゴの死んだ骨格にバクテリアをはじめいろいろな生物群集が住みついた石。
いわば自然のろ過装置です。
状態のよいライブロックは有機物を分解し水質を維持してくれるのですが、一度生物群集のバランスが崩れると、付着した有益な生物が死に腐敗系のバクテリアに侵されて水槽ごとダメになってしまうのです。
なんだかうんちと似ていると思いませんか?

さて、そんな我が家の海水水槽の住人を紹介します。
シャコです。
勤続10年の慰労として会社から与えられる休暇制度で、
昨年の秋に宮古島に旅行に行って捕ってきました。
種類の判別が難しいのですがフトユビシャコだと思われます。
20140811.jpg

シャコというと寿司ネタくらいのイメージしかないかと思いますが、
強烈なパンチで貝や甲殻類を叩き割って食べるというなかなかいかすやつです。
パンチが強烈過ぎて水槽を割ってしまったり、貪食で同居している魚を傷つけたりするとのことで基本的には嫌われ者です。
私自身も水槽の掃除で手を入れたときにパンチを見舞われ、
めちゃくちゃ痛い思いもしましたが、飼ってみると非常に面白い!
岩肌をなめるように滑らかで素早い動き、
巣穴から少し顔を出し左右の目を別々に動かし周囲を観察する姿は見ていて飽きません。
これを読んでシャコが気になった方は水族館かお寿司屋さんに足を運んでください。
ちなみにシャコの旬は夏のようです。

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